肩こりになったら肩を揉んではいけない!?

身体の悩み

現代人の多くが悩まされている「肩こり」

あなたは肩こりになったら、どんな対応をしていますか?

おそらくほとんどの方が「肩を揉む」「マッサージをする」ということを行うのではないでしょうか。

しかし「肩を揉む」ことで肩こりはどれくらい解消しましたか?

その場では気持ちいいかもしれませんが、おそらく翌日には元の状態に戻る、もしくは揉み返しによって悪化することの方が圧倒的に多いと思います。

そこで今回は、肩こりに対して「肩もみ」が効かない理由について書いていこうと思います。

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そもそも「肩こり」になる原因とは?

なぜ肩こりに対して「肩もみ」が効かないということを話す上で、まずは肩こりになる原因と肩こりになっている筋肉の状態が非常に重要になってきます。

まず肩こりになる原因はズバリ…

肩回りを動かしていないから!

●長時間のデスクワーク
●スマホやパソコンの長時間使用
●肩や肩甲骨をほとんど動かさない生活
●運動不足

上記のような生活習慣は、ずっと同じ姿勢をとり続けることや肩を動かさないことに繋がります。

例えば、あなたは1日に腕を頭の上まで何回挙げていますか?

おそらく数回、もしかしたら1日の中で頭の上まで腕を全く挙げないという方もいるのではないでしょうか?

このように肩回りを動かさないことにより、背中側の筋肉の血流が悪くなり、結果として筋肉が凝り固まったり痛みを生じるようになるのです。

例えば、下図(左)のような猫背姿勢でのデスクワーク。

このような猫背姿勢では頭が前に出て、巻き肩といって両肩が胸より前に出ている状態になっていることがとても多いです。

このような姿勢だと、首の後ろの筋肉や肩甲骨後面の筋肉が引き延ばされて緊張し続けている状態になっています。

つまり肩こりになった筋肉は、

同じ姿勢をとり続けることや筋肉を使わない状態が続いて「伸びて弱くなっている」ことがほとんどなのです!

この「伸びて弱っている」という状態の筋肉に対して「肩を揉む」と一体どうなることが予想できますか?

なぜ肩を揉んでも効かないのか?

前述した通り、肩こりを起こしている筋肉は「伸びて弱くなっている」ことがほとんどです。
さらには動きにくくなっている(縮みにくい)状態です。

そのような状態の筋肉を「揉む」とどうなるか?

緊張している筋肉を一時的にほぐすことはできるかもしれませんが、

・伸びてしまっている筋肉をさらに引き延ばしてしまう危険性
・弱っている筋肉をさらに弱くさせてしまう危険性

が考えられます。

つまり肩こりをさらに助長させて、悪循環に陥てしまう可能性があるのです。

特に強い圧力をかけるマッサージは組織を炎症させて、さらに筋肉が硬くなる原因となるので注意が必要です。

反対に考えて、縮んで硬くなっている筋肉に対して「揉む」「マッサージ」は効果的であると言えます。

猫背姿勢は大抵の場合、背中側の筋肉が伸びて弱くなっているのに対して、前側の筋肉は縮こまって硬くなっていることが多いです。

ですので、肩こりに対してマッサージを行うのであれば前側の筋肉に対して行うのが正しい選択となるのです。
また、筋肉を伸ばすような目的のストレッチも背中側の筋肉ではなく前側の筋肉に対して行う必要があります。

つまり「筋肉を揉む」「マッサージ」が必ずしも悪いことではなく、症状の原因や筋肉の状態をしっかりと把握して適切に選択できるかが重要なのです。

また、腰痛などにも同じことが言えます。

例えば背中が丸まってしまう猫背姿勢によって腰痛が生じている場合、大抵は背筋が伸びて弱くなっている状態になっています。

よって前述した内容と同様に、このような筋肉の状態の背筋に対してマッサージを行うことは適切でないと考えられます。

やるべきことは肩を揉むのではなく…!?

説明してきた通り、肩こりを起こしている筋肉のほとんどは、

●伸びてしまっている
●弱くなっている
●動かしにくくなっている

状態になっています。

つまり、肩こりを解消したいのであればこの逆、

●縮めてあげる
●筋肉を強くする
●伸び縮みしやすくしてあげる

ことが必要となってきます。

要は「肩を動かしてあげよう」「肩回りの筋肉をつけてあげよう」ということです。

時代の流れと共に社会が便利になったことで運動不足に陥っている人が非常に増えています。

しかし、肩こりを解消するだけであれば、わざわざジムに通ってダンベルを使うようなトレーニングをする必要はありません。

肩こりを解消するためだけにRIZAPに入会する人なんていませんよね。

1日のうち数分間の運動習慣を取り入れる。
デスクワークの合間に腕や肩甲骨を2~3分程度動かしてあげる。

これだけでも全然違ってくると思います。

もちろん痛みがある方は痛みのない範囲で動かすことから始めて下さい。

今現在肩こりの症状が出ている人、肩揉みやマッサージだけに頼っている人はぜひこの機会に自分で「肩回りを動かす」ということを強く意識していただけたらと思います。

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