【うつ病体験記⑧】うつ病は新しい自分に生まれ変わるチャンス

うつ病体験記

シリーズで掲載している「うつ病体験記」。

ここまで7回にわたって、私のうつ病体験、病院のこと、服薬のこと、カウンセリングのことなどをまとめてきました。

まだ読んでいないという方はぜひ以下のリンクから読んでみて下さい。

【うつ病体験記①】うつ病になって初めて分かったその実態
【うつ病体験記②】うつ病になりやすい人の特徴
【うつ病体験記③】うつ病って薬で治るの?
【うつ病体験記④】実体験から語る病院選びの大切さ
【うつ病体験記⑤】うつ病を克服するには周囲のサポートが必要不可欠
【うつ病体験記⑥】カウンセリングでうつ病は克服できるの?
【うつ病体験記⑦】カウンセリングで自分を変えるために大切なこと

そして第8回となる今回で、このうつ病体験記も最終回となります。

今回の記事では、私がうつ病を克服できた今改めてうつ病になった過去を振り返ってみて感じたこと、今まさにうつ病など心の病で苦しんでいる方やその家族など身近な人へのメッセージを書いていこうと思います。

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うつ病になったのには意味がある!?

うつ病を克服できた今、改めて自分がうつ病になった過去を振り返ってみると様々なことを感じます。

うつ病で苦しんでいる時には到底このように考えられる余裕もなかったですし、もしかしたら今まさにうつ病などで苦しんでいる方からすれば理解できない内容かもしれません。

けど、いつか絶対に理解できるようになる日がくると思いますし、うつ病を克服できた人間にこんな考えを持っている人もいるんだくらいに思って読んでいただけたらと思います。

私はうつ病になって良かったと思います。

今では心の底からそう思えます。

その当時は本当に苦しかったし、この世から消え去りたいとも思っていましたが、今思えばうつ病になって多くのことを学ぶことができました。

自分を大きく変えることができました。

私はうつ病になるまでの人生、人の機嫌をとることや周りからの評価を得ることこそが正しい生き方だと思っていました。

場の空気を乱してはいけない。
みんなから好かれなければならない。
自分が我慢していればいい。

まさに真面目。

でも、真面目でいることが当たり前でした。

しかし、職場や恋愛などでの人間関係が上手くいかなくなり、それが面白いように同じタイミングで重なってしまい、心が耐えられなくなってしまいました。

自分の生き方が間違っていた…。

初めて自分で自分の人生を否定してしまったことが引き金となり、心が壊れてしまいました。

しかし、それはあくまできっかけです。

その時の人間関係が上手くいかなくなったことはうつ病になった原因ではなく、きっかけに過ぎません。

うつ病になった本当の原因は、小さい頃から無意識に刷り込まれていた「真面目に生きなければならない」という思い込みが、二十何年間もの間、心に負担をかけ続けていたことです。

その時だけでなく、小さい頃からの積み重ねだったのです。

だから、私はうつ病になることは自分に対する危険信号なのだと思います。

「そういう考え方だと生きていくのが辛いよ」
「そういう生き方はしんどくない?」
「少し休んで、自分を見つめ直してみたら?」

その危険信号が何かしらのきっかけによって「うつ病」として表に出てくるのです。

私の場合は、職場や恋愛での人間関係の悩みが同じタイミングで重なってしまったことがきっかけとなりましたが、今思えばそのタイミングが重なったことにも意味があったのかなと思います。

もしかしたらタイミングが重ならずに単体でそれぞれの悩みがきていたら、うつ病にはなっていなかったのかもしれません。

自分の生き方を見つめ直すタイミング。
自分自身を変えるタイミング。

そのタイミングがまさにその時だったのではないのでしょうか。

そう考えると自分にとってうつ病になったこと、うつ病になったタイミングは意味のあることだったのだと思います。

他の誰のものでもない自分だけの人生

私はずっと過去の失敗に囚われ、さらに他人の視線ばかり気にして生きてきました。

ずっと過去を生き続けており、今という瞬間を生きていなかった。
ずっと他人軸の人生を生きてきており、自分の人生を生きてこなかった。

でも、そういう生き方をしてきたことに気づけたのは「うつ病」になったからでした。

気づけたからこそ向き合えた。
向き合えたからこそ意識できた。
意識できたからこそ変われた。

自分と向き合うことは想像以上に辛いことです。
自分の弱さや欠点を認めて受け入れることはさらに辛いことです。

けど、その先にはきっと新しい自分がいます。

私はうつ病になったことは人生の失敗だと思っていません。
過去の失敗を失敗と捉えるか、未来への糧と捉えるかは全部自分次第なのです。

過去の事実は変えられませんが、捉え方は変えられます。

当時の私はうつ病になったことで人生の終わりだとまで思っていましたが、現在の私はあの時にうつ病になって救われたと思っています。

うつ病になったという事実は変えることはできませんが、その事実に対する捉え方は変えることができました。

そして、自分と向き合う方法や心の癖を書き換える方法は人それぞれです。
私の場合はカウンセリング、そして心理学を学んだことでした。

うつ病になれたからこそ、

人と関わるのが好きになった自分
自分の意見を怖がらずに伝えられるようになった自分
新しいことにチャレンジするのが好きになった自分
心から笑えるようになった自分

ほんの数年前には考えられなかった新しい自分に出会えました。

だから、あなたも諦めないでほしい。

今は確かに辛い日々が続いていると思いますが、この辛い試練を乗り越えれば絶対に新しい自分、新しい世界に出会えるはずです。

あなたは一人ではありません。
誰かに頼ってもいいのです。

私もたくさんの人に支えられてうつ病を克服することができました。

たった一度の人生。
他の誰のものでもないあなただけの人生です。

今は少しだけ休憩中なのかもしれませんが、また前を向いて歩き始めるために必要な時間だと思います。

このうつ病体験記が誰かの道標になってくれれば幸いです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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