【うつ病体験記②】うつ病になりやすい人の特徴

うつ病体験記

シリーズで掲載している「うつ病体験記」。

第2回となる今回は、私自身がうつ病になった原因を取り上げながら「うつ病になりやすい人の特徴」について書いていこうと思います。

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私がうつ病になった原因

私自身は過去にうつ病になり、仕事を退職。
心療内科への通院やカウンセリングを受けた経験があります。

それが心理学やコミュニケーションを学び始めるきっかけにもなったのですが、なぜ私がうつ病になってしまったのか簡単に振り返っていきたいと思います。

うつ病になった当時、職場内での環境変化や人間関係での悩み、失恋いった状況が偶然とは思えないほど重なり、その状況に心が耐えられなくなってしまいました。

その当時は環境変化や人間関係といった自分に起こった出来事がうつ病の原因であるに違いないと思っていました。

環境や他人が自分をうつ病にさせたと思い込んでいました。
実際、そう思われている方は多いと思います。

しかしカウンセリングを受けたり、心理学を学んで自分と向き合ったりしていくうちに

・環境変化によってうつ病になる人もいれば、ならない人もいる。
・職場での人間関係の悩みによってうつ病になる人もいれば、ならない人もいる。
・失恋によってうつ病になる人もいれば、ならない人もいる。

その違いは一体何だろうという考え方にシフトしていきました。

なぜ同じような辛い出来事が起きても、うつ病になる人もいればならない人もいるのか…

それは、

その人の心の捉え方や性格が大きく関係しているからです。

私自身はカウンセリングを受けていく中で、今まで自分が知らなかった、または目を背けていた自分の性格や心の捉え方に気づくことができました。

(エゴグラムや絵画療法をはじめとするという心理テストも用いて、客観的に自分を見ることができたことも非常に影響がありました。)

カウンセリングを通して、特に自分の

・完璧主義
・承認欲求

という性格、考え方に気づかされました。

もちろん個人個人、同じ性格の人なんていませんが、
うつ病になる人の多くはこういった性格や考え方を持っている傾向が強いそうです。

うつ病になりやすい人の特徴

私がうつ病になった本質的な原因は完璧主義や承認欲求の強い性格にありました。

完璧主義

完璧主義な正確な故に、小さい頃から人一倍責任感が強い性格でした。

そのため、何をするにしても「失敗してはいけない」「完璧にこなさなくてはならない」「何が何でも最後までやり遂げなくてはならない」という考えが無意識に刷り込まれていました。

常に「~しなくてはならない」「~せざるをえない」という考え方が頭にありました。

もちろん、こういった考え方が必ずしも悪いというわけではありませんが、それが過剰であればあるほど問題となってしまいます。

そういう性格だからこそ、できなかった場合や失敗してしまった場合に過剰に自分自身を責めてしまいます。

「こんなこともできない自分はダメなんだ…」
「失敗してしまった自分に価値はない…」

完璧主義の性格は自罰傾向にあるのです。

自分自身を責めること、ネガティブな考え方は心のエネルギーをどんどん枯渇させて、やがてうつ病を引き起こす原因にもなりかねます。

承認欲求

そして、その完璧主義の性格は承認欲求の強さからくるものでした。

承認欲求とは他人から認められたいと感じる欲求 。

・人から認められたい
・人から好かれたい
・上司から評価されたい

こういった人間の基本的な欲求です。

しかし、この承認欲求が強すぎることもうつ病の原因となりうるのです。

昔から人から認められなくてはならない、人に嫌われてはいけないという承認欲求の強かった私は典型的なYESマンでした。

他人から嫌われることを恐れて、自分の嫌なことでも断れなかったり、自分の意見や思ったことを言えなかったりと常に自分の内側に溜め込んでいく性格でした。

不満や悩みを抱えた時も、そういう性格・考え方だからこそ弱さを出すことに人一倍抵抗があり、誰かに相談することさえもできませんでした。

こういった性格や考え方が小さい頃から積もりに積もった結果、職場での環境変化や人間関係の悩み、そして失恋というタイミングが引き金となって自分の中で爆発してしまったのだと考えます。

これまでは他人から認められることや、自分を抑え込んで我慢していくことが周りと上手く付き合って生きていくことだと無意識に思い込んでいました。

しかし、いろんなことが重なり、自分が今まで正しいと思っていた生き方が上手くいかなくなってしまい、自分の生き方が間違っていたと自分で自分の人生を全部否定してしまったことがうつ病になるきっかけでした。

性格や考え方は変えられる!

環境変化や人間関係といった出来事はあくまでうつ病を引き起こすきっかけに過ぎません。
うつ病になる本当の原因は環境や他人など外ではなく、自分の内側にあるのです。

真面目、完璧主義、責任感が強い、仕事熱心、几帳面、正義感が強い、頼まれると断れない、人との争いを嫌う、人の視線を常に気にする…

こういう性格が決して悪いというわけではありません。

しかし、あなたは今辛くないですか?

今は大丈夫だとしても、自分の気づかないうちに自分の中にどんどん負荷は溜まっていっています。

失敗してもいい。
人から嫌われたっていい。
弱さを出してもいい。
誰かに頼ってもいい。

決してあなたは一人じゃありません。
完璧じゃないあなたでも受け入れてくれる人は必ずいるはずです。

そして、これまでの自分の性格や考え方を認めて受け入れることで、人は変われます。

性格や考え方は生まれつき備わっているものではありません。
育った環境や自分の関わってきた周囲の人の影響されて形成されてきたものです。

例えば、私自身は幼少期の頃、何かと親から口酸っぱく「宿題したの?」「忘れ物ない?」「遅刻するよ」「ちゃんとしないさい」などと言われ続けてきた記憶があります。

もちろん親からすれば自分の子供のことを思って言い続けてきたことなので責めることはできませんが、

そう常に言われ続けてきたことで「宿題をしない自分はダメな自分」「忘れ物や遅刻は絶対にしてはいけない」「ちゃんとしなければならない」という認識が無意識に形成されていったのだと思います。

もちろん宿題をしなくていい、遅刻してもいいというわけではありませんが、こういう体験が完璧主義という考え方として癖になってしまったのでしょう。

ですので、これからの人生の選択次第では性格・考え方の癖を変えることも十分可能なのです。
うつ病になって引きこもってどん底にいた私でも少しずつ変われてきました。

この記事を読んでくれた方が、少しでも力を抜いて生きられるようになることを願っています。


次回のうつ病体験記では、うつ病患者にとって大切な服薬治療の経験談として「うつ病って薬で治るの?」というタイトルでお届けしようと思います。

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