良い姿勢は脳活動を活発化させる!?

心と身体の繋がり

これまで良い姿勢が身体や心理に与える好影響について述べてきましたが、今回は姿勢と脳活動の関連について触れていこうと思います。

机に向かって勉強したり、パソコン作業したりする方は多いと思いますが、なかなか作業に集中できない時ってありませんか?

あまり意識したことはないかもしれませんが、その時の姿勢も少なからず脳活動に影響している傾向にあることが過去の研究などから明らかになっています。

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姿勢と前頭葉の関係性 

菅村、高瀬らの研究によると、

姿勢と大脳の前頭葉の関係性をNIRS(大脳皮質の活動状態を計測する機械)を使用して調べた。

※前頭葉
意欲、思考、創造、実行 などを司る人間の脳の司令塔的役割を持つ存在で、自分の考えや行動、意思決定をコントロールする重要な役目を持っている。
また、自制心や、言葉を話したり、体を動かしたりする機能も司っている。

実験では被験者に直立の姿勢やうつむきの姿勢をとってもらい、「さ」や「み」の発音で始まる名詞をできるだけたくさん言ってもらうという知的作業をしてもらった。

その時の前頭葉のオキシヘモグロビンの変化量(大脳の活性度の指標)を調べ、直立姿勢とうつむき姿勢のそれぞれの姿勢をとってもらう前と、とった時との変化量を比較した。

結果は、

直立姿勢の時は前頭葉のオキシヘモグロビンは増加して活性化したが、うつむき姿勢の時は活性化しなかった。

引用:春木豊『動きが身体を作る』(講談社,2011年)

良い姿勢で知的作業の効率アップ!

上記の研究内容から、うつむき姿勢よりも直立姿勢の時の方が前頭葉が活性化する傾向にあることが理解できます。

うつ状態の人は知的作業をする時に、前頭葉の活動が不活発であるという研究もあることから、うつむく姿勢はうつ気分と関係があり、さらに知的作業の効率が低下するも分かります。

何か勉強したり、パソコン作業をする際は、時間が経過するにつれ無意識のうちに背中が丸まって猫背姿勢になりがちの方が多いと思います。

その猫背姿勢で作業を継続することは、肩こりや腰痛を引き起こす原因となるだけでなく、作業自体の効率を下げてしまう可能性も考えられます。

肩や腰がだるくなってきたり、作業に集中できなくなったりした時は、一度自分の座っている姿勢をチェックしてみてはいかがでしょうか?

また、自分に合った高さの机や椅子を用意することも身体に負担をかけないことであったり、勉強や作業の効率アップにおいて重要な要素にもなりますね!

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