ストレスを感じた時には筋肉を〇〇させろ!?

心と身体の繋がり

現代はストレス社会。

激しい競争社会、管理社会のなかで、現代人は多くのストレスを抱えており、それが原因で「心の病」にかかる人が増えています。

この記事を読んでくれているあなたも、もしかしたら日々何かしらのストレスを感じているのではないでしょうか?

ストレスが溜まれば溜まるほど、それは心身症として身体に症状として出てきてしまいます。
このようなところからも心と身体は密接に関わり合っていることが分かります。

※心身症
心理社会的ストレスによって発症もしくは症状が悪化する身体疾患のこと 。
主な症状として、高血圧・消化性潰瘍・片頭痛・気管支喘息・アトピー性皮膚炎などが挙げられる。

そこで今回は、筋肉の反応が人間の生理状態や心理状態にどのように影響するかの研究の事例を取り上げ、心と身体の繋がりについて深く迫っていきたいと思います。

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筋肉の弛緩が与える心理的影響とは?

L・A・パロウらは漸進的筋弛緩法の効果の影響を以下の項目から調べた。

※ 漸進的筋弛緩訓練
特定の筋肉の緊張と弛緩を意識的に繰り返し行うことにより身体のリラックスを導く方法 。
例えば肩の筋肉の場合、 両肩を上げて首をすぼめるように肩に10秒間力を入れる 。その後、15~20秒間脱力して筋肉を弛緩するという方法。

・不安尺度
・ストレス状態を調べる尺度
・リラクゼーションの程度(10段階評価)
・生理的検査(心拍数、唾液採取)

上記の検査を実施した後に実験群の被験者には漸進的筋弛緩法の訓練を20~30分行い、その5分後に再度同じ項目の検査を実施する。

比較群として筋弛緩法を実施せずに静かに座っているだけの被験者を設け、同様にデータをとった。

その結果は…

・漸進的筋弛緩法を実施した実験群は不安・ストレスを感じている尺度が両方下がり、リラ クゼーションの程度は上昇した。比較群では変化はみられなかった。
・生理学検査に関しては、心拍数は実験群で低下して、比較群では変化はなかった。

→筋肉を弛緩させることは心理的・生理的に緊張を下げることを示す

筋肉の弛緩はストレスにも免疫にも好影響!?

この実験結果の中で、特に興味深かったのが唾液から抽出した内分泌のコルチゾールと免疫グロブリンの結果である。

コルチゾールはストレスが高まると値が大きくなると言われているが、

この唾液コルチゾールの値が実験群において漸進的筋弛緩法をやった結果、実施前よりも値が低下するという結果が示された。
なお、比較群では変化はなかった。

また、 血液や体液中にあって抗体としての機能と構造を持つ蛋白質の総称である免疫グロブリンは実験群では漸進的筋弛緩法の後に値が増える結果となった。
なお、比較群では変化はなかった。

以上の結果から筋肉を弛緩させることは、ストレス状態を下げることや免疫活動を高める影響があることを示していることが分かります。

つまり筋肉を緩めることは免疫力アップ効果に加えて、心理的安定にも良い影響を与えてくれる可能性があります。

心と身体の健康のため、ぜひ日頃から筋肉を緩める意識を持ってみてはいかがでしょうか?

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